自粛要請をしている大人数での会食を自らする菅首相、擁護する西村大臣にがっかりだ

国民に５人以上の会食や忘年会の自粛を要請してきた菅政権。

そのトップである菅首相自ら8人での会食を行ったことに、連立与党の公明党の山口代表は苦言を呈した。

それに対し菅政権でコロナ対策を担当している西村大臣は「一律に５人以上は駄目だと申し上げているわけではない」と擁護した。
西村氏には本当にがっかりだ。

確かに元々絶対にダメとは言ってはいない。
ただそれを要請する側がやってしまった以上、自分たちもやっていいと考える人は多数いるだろう。
感染対策を徹底して欲しいといくら言ったところで、徹底しないまま会食する人は絶対に出る。
そしてそれに対して菅首相がやってるんだからと絶対に言うだろう。
首相が過ちを認めない以上、多くの人が「首相がやってるなら自分も」と考え会食をするだろう。
会食をしたい人間に首相自ら免罪符を与えたようなものだ。

感染対策を国民に徹底してもらうために、苦渋の決断でGoToキャンペーンの一時停止や営業時間の短縮要請を決めたのに、自ら台無しにしてしまった。

感染リスクが高まるということを理解出来ていないまま、自粛要請をしているのか？
職責を忘れているのか、天狗になっているのか？
そして西村大臣は何故擁護するのか？
西村氏は首相を批判したら解任させられると恐れているのだろうか？
それとも本気で首相の行動に問題が無いと思っているのか？

どの可能性を考えても菅政権がまともに機能しているとは思えない。
間違いを指摘出来ない組織とか駄目になる未来しか見えない。

首相とはいえ人間だから、間違いはあるだろう。
それだけで信頼出来ないとまでは思わない。
でも間違いを認めない人間は信頼出来ない。
一言謝罪するだけで大分印象は変わるはずだが、それが出来ないのはメンツのためなのか？
実際の所すでにメンツは潰れているのに気付いていないだけだ。
謝罪するだけでメンツはともかく、信頼度は多少上がると思うので、謝罪した方がマシだと思うが…

ドイツのメルケル首相やスコットランドのスタージョン首相の態度との違いにほんとにがっかりするしかない。

19:57　追記
一応反省はしたみたいなので、ちょっとホッとしました。