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ロックダウン検討は政府の責任逃れではないか? [政治]

政府関係者などで、海外のようなロックダウンについて検討が必要との声が上がっている。

ロックダウンについて議論を深めること自体は反対ではない。
今後新柄コロナウィルスよりも強力な感染力を持ったウィルスが出てこないとは限らないからだ。
シベリアの永久凍土が溶けてきて、過去にあったウィルスが出てくることも考えられる。
そうした事態に向けて議論を深めていくことは重要だ。

しかし今日本で起きている新型コロナウィルスの感染拡大は、ロックダウンが出来なかったから感染拡大したわけではない。
実際に強制力を持ったロックダウンが実行された国でも、感染拡大を防げたわけではない。
そして日本においてはロックダウンをする前に出来ることがたくさんあったにも関わらず、政府の根拠のない楽観的予測に基づいて感染対策が疎かにされてきた。
やるべきことも実行できないのにロックダウン出来るように法律を変えたところで、政府の楽観主義がある限り無駄だろう。

今現在でも改善できる点は多々あるはずだ。
杜撰な水際対策の強化。
正しい情報と誤った情報に意図的なデマまで入り混じったことへの対策。
緊急事態宣言下でオリンピックを強行開催したにもかかわらず、選手村の杜撰な感染対策。
国民にはさんざん自粛要請をするくせに、自分たちは自粛しない政治家や役人たち。
すすまないワクチン接種。

ここにきてロックダウンに言及するのは、今回の新型コロナウィルスの感染拡大をロックダウン出来なかったことが原因としたい政府の責任逃れではないのか?
政府の失政から目をそらしたいだけではないのか?

あとワクチン接種についても、進まないのは若い世代が積極的でないという論調が目立つが、そもそも若い人を後回しにしたのは政府である。
いまだに高齢者への接種が終わらず、若い世代はワクチンを打ちたくても打てない状況にある。
にもかかわらず「若い世代がワクチン接種に積極的でないことが感染拡大に一因である」かのように発言する政治家が多い。
これも政府の失敗を若い世代のせいだと責任転嫁しているようにしか見えない。

選挙が近いとはいえ、あまりにもあからさまな責任逃れに呆れるしかない。








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タグ:コロナ
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