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政府が五輪開催に向けてすることは国民の理解を得ることではない。感染を終息させることだ [政治]

橋本聖子五輪相が会見で「国民のみなさんが開催できるのか不安の声が増していると受け止めている。政府として理解を求め共有する形で開催の意義、価値を見いだしていくことが重要」と話していた。

このいい方だと、「感染が終息していなくても開催するけど理解して下さい」と言う意味に聞こえた。

政府がやるべき事は国民を説得し理解を得ることでは無い。
感染を終息させて、開催しても安全だと国民が思える状況を作ることだ。
説得なんかしなくても誰もが安心出来る状況を作れば、そこまで反対はしない。

だが仮に日本政府がどれだけ努力して感染拡大を抑え、なおかつワクチン接種を進めて、国内の体制を万全にしたとしても、コロナは世界中で広がっているということを忘れてはならない。
日本政府が努力しても世界の感染状況を改善することまでは出来まい。

そして現実問題としては日本国内だけでも感染終息は見通せていない。なおかつワクチンの接種は間に合わないというのが専門家の見方だ。

そもそも橋本聖子氏は五輪相という立場にありながら、多人数での飲酒を伴う会食をしていたと先月報じられていた。
菅首相もそうだが、危機感も無ければ立場に伴う責任感もない。
そんな人が国民の理解を得ようとしたって、得られるわけがない。

国会議員というのは本当に自分の立場を理解していない人が多い。
指定された喫煙場所以外の喫煙を禁じる法律を作っておいて、自分たちは守らず自室でタバコを吸っている議員。
他神通の飲食を自粛するように要請しながら、自分たちは会食する議員。
他県への移動を自粛するよう要請しながら、自分は他県に移動する知事。

国民からすると議員は率先垂範する立場だと思うのだが、議員達は自分たちをルールを守る必要の無い特権階級と思っているように感じる。

それでは国民はついてこないぞ。




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雪国の雪というものを舐めていた [社会]

日本海側で記録的な大雪が降っている。
連日除雪作業中の死亡事故が伝えられているが、雪に疎い関東の住人としては不注意なのかなとか、高齢者が無理して屋根に上がっていたのだろうか?とか防げる事故なのではないかと思っていた。

しかしネット上に上げられている落雪式住宅の雪が落下する動画を観て心底震え上がった。
これは雪崩としか言いようがない…


これではたまたま通りがかっただけでも巻き込まれるし、巻き込まれたら周囲に人がいて助けてもらわない限り助からないだろう。

高齢化に伴い、屋根に上がっての除雪作業をしなくても済むようにと普及してきた落雪式住宅というらしいが、これほどの積雪は想定していなかったのだろう…
そして普及してから今までこれほどの積雪がなかったということ。

屋根から人が落ちるという事故は起きないかもしれないが、考えようによってはこちらの方が恐ろしいかもしれない。
だが高齢者が屋根の上の作業をするのは無理がある。
なんとも難しい問題だ。

雪の少ない関東で生まれ育ったので、わずかの積雪で交通がストップしてしまう。
7年前の大雪(関東基準)では数日間除雪もされず道路が埋まったままだった。

しかし雪国の雪は関東の人間の想像の及ぶものではないと改めて思った。
こうして思っていても実際に体験しない限りは、本当の怖さは実感出来ないと思うが。

年末に続き今期2度目の記録的積雪。
雪国の方達の無事を祈る。

それにしても近年の大雨や大雪はどうなってるのだろう…
50年に1度という特別警報が頻発しているし、もう気候が変わったとしか言えないのではないか。
いろいろな災害対策を練り直さなければいけないのだろうが、前例のないものを念頭に置いて対策するのは無理がある。
新型コロナウィルスのパンデミックといい、自然の驚異を今まで以上に感じる令和になりそうだ…




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東京五輪、開催可否2月中旬の事務折衝がヤマ場!だから緊急事態宣言が1ヶ月なのか? [政治]

緊急事態宣言が発令され、今日から1ヶ月間一都三県を対象にしている。

分科会の尾身会長や専門家の方々が1ヶ月で終息する可能性は低いとしている中、なぜ1ヶ月なのかと思っていたが、東京オリンピックの大会の準備状況を確認する五輪組織委と国際オリンピック委員会(IOC)の合同プロジェクトレビュー(事務折衝)が2月中旬に開催され、その場がオリンピックの開催可否の山場になるのでは?というニュースが流れてきた。

想像したくないことだが、政府はこの事務折衝の前に緊急事態宣言が解除されていないとならないと考えていないだろうか?
開催に踏み切るために感染状況が落ち着いていなくても強引に解除してしまうのではないかという疑念がぬぐえない。
そこまでバカだとは思いたくないが…

東京オリンピック組織委員会の森会長は「不安? 全くありません。今の時点で何でやる、やらないって議論するの。やるのは7月でしょ。オリンピックの準備はほとんど全部できている。やることは決めている」と語った。感染状況を鑑みて判断するという思考はないらしい…

IOCの委員は開催可否を「5月か6月までに判断すべき」と現実が見えていない。
7月にオリンピックを開催するかの判断を6月にして対応出来ると思っているのだろうか?
結局準備なんてほとんど開催国に丸投げのくせに何を言っているのか。
ワクチンも選手優先とかいいだしたが、一般の人達より優先ならまだしも医療関係者よりも優先させかねない。

IOCにしてもJOCにしても現実が見えていない人達が上層部にいることが恐ろしい。

仮に日本国内で感染を終息させたとしても、世界である程度終息していないと開催は出来ないだろう。
ワクチンがどれだけ優秀であったとしても、世界中に行き渡るには数年かかると思う。
日本国内に限ったとしても6割にワクチンを接種しないと開催は難しいと感染症の専門家が話していたが、開催前に6割はどう考えても不可能だ。

これだけ悲観的な状況の中で開催に向けて全力を尽くすというならまだしも、開催を明言している人達は状況を理解出来ていないとしか言いようがない。
そして理解出来ていない人達が国を動かしている。




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