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ドジャース元監督トミー・ラソーダ氏追悼 [スポーツ]

メジャーリーグのロサンジェルス・ドジャースの元監督トミー・ラソーダ氏が亡くなった。
先日退院したとの報道があって安心していたのだが…

日本人メジャーリーガーのパイオニアとも言える、野茂英雄氏が渡米したときロサンジェルス・ドジャースの監督を務めていたことで日本でも有名な方だ。

野茂は偉大な選手だったが、とても無愛想でメディアとは対立さえしていた。
正直扱いづらい選手だったのではないかと思う。
そんな野茂をラソーダ監督は「息子」と呼んで受け入れてくれた。
そしてメディアが過熱暴走気味だったあの頃、野茂とメディアの間に立ってくれていた。
野茂にとってもありがたかっただろうし、まともなコメントがとりにくい野茂を相手にしていたメディアにとってもありがたかっただろう。
彼の包容力がなかったら野茂の活躍はなかったかもしれない。

近鉄バッファローズのアドバイザーに就任して日本球界にも貢献し、日本でCMに出演するなど日本人にも人気があった。

日本との関係だけでなく、ドジャースの象徴的存在であり、移籍の噂について取材されたときに「私の体にはドジャーブルーの血が流れてるんだ」と答えた言葉はあまりにも有名だ。
また個人プレーに走りがちな選手に対し「背中の名前のためにプレーするのではなく、胸の名前のためにプレーしろ」と諭した。

彼の訃報に対し、野茂英雄氏、女房役だったマイク・ピアザ氏も悲しみの声を上げた。
他にも元ニューヨーク・ヤンキースのアレックス・ロドリゲス氏、元シカゴ・ホワイトソックスのフランク・トーマス氏などチームを越えて追悼の声があがっている。
さらにNBAのレジェンド、マジック・ジョンソン氏や元プロテニスプレーヤーのビリー・ジーン・キング氏なども追悼の声を上げており、ラソーダ氏の人望をうかがわせる。

自分はメジャーリーグをほとんど知らなかったが、野茂の渡米で見るようになって好きになったのはラソーダ氏がドジャースの監督だったことがとても大きかった。
本当にありがとう。
Rest in Peace.






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