ルールを守れない人達がいることが感染拡大を防げない要因の一つ

新型コロナウィルスの感染拡大が問題になり、GoToキャンペーンの見直しが話題になっている。

自分はGoToキャンペーンは見直しはするべきだと思っている。

GoToキャンペーン自体が悪いとは思わない。ただ感染防止のための対策は事業者だけじゃなく、個人個人が徹底的に対策をとった上でのGoToキャンペーンなら、これほど問題にはならなかったのではないか…

GoToキャンペーンだけではない。プロ野球日本シリーズが行われているわけだが、SNSにてある観客が上げた動画が話題になっていた。

その動画は、球場のスタッフが観客に規制退場（混雑を避けるために、ブロック毎に時間差をつけて退場させること）を呼びかけていたが、観客達がスタッフの指示を無視、止めようとするスタッフを振り切って続々と退場していた。
もちろんスタッフの指示に従い、順番を待っている観客がほとんどだが、勝手に退場する人も決して少なくはなかった。
プロ野球の有観客試合の再開には、3密を避けるため様々な検討を重ね、ようやく再開にこぎつけたものだ。
その際にいろいろなルールが作られたが、ルールが守られない以上、再び中止になりかねないだろう。

これはプロ野球だけの問題ではなく、Jリーグや他のスポーツにも影響を与えてしまう。

また問題が起きているのはプロ野球だけではなく、他のスポーツでも大声を上げる観客がいたり、勝手に席を詰めて集まってしまう観客がいたりと、ルールを守らない観客はどこにでもいる。

飛行機でもマスク着用を拒否する利用客が暴言を吐いたりしていたことが問題になっていた。

同じ様なことはライブだったり、演劇だったり、飲食店だったり、いろいろなところで起きている可能性がある。

政府のGoToキャンペーンは感染対策の実施が前提の施策だ。

守らない人が一定数いることを前提の上で、専門家は対策を立て提言しているはずだが、想定以上に多いのではないだろうか。

もともと守らない人というのはいるものだが、守っていた人でも気が緩んできているのかもしれない。

感染対策を守らない人達が多数いる以上、見直しはやむを得ないのかもしれない。

見直しの要因はそれだけではないのだが、こうした現状を見るとやりきれない思いで一杯だ。

これからどんな規制をしても、やっぱり守らない人は出てくる。

日本は他の国ほど強制力を持った規制は掛けてこなかった。

それに甘えて勝手ばかりしていると、政府も強制力を持った規制をとらざるを得なくなるかもしれないということは、全ての人が考えておかなければならない。