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テレビなどでの「諸説あり」の使い方がおかしい [社会]

歴史番組などでよく使われる「諸説あり」という言葉。

実際にどうだったかははっきりせず、いくつかある説の中の一つであると説明しているわけだが、使われ方がおかしい事例が良く観られる。

クイズ番組などで、歴史的事件だったり、物や言葉の起源だったりを問題に出して、正解はこれ!なんてやっておいて、画面の端に「諸説あります」なんて表示させることなどがいい例だ。

それは諸説ある中のひとつであって、正解ではないだろう! 正解がわからないから諸説乱立するのだから…

まあ教科書に載るような事件であっても、後年新たな発見があって定説が覆ることはある。

ただ諸説あって定説がないようなことを問題として出すことがおかしい。どうしても出すなら諸説全て正解扱いにすべきだろう。番組として成り立たないだろうがw


あと歴史番組なども気になることがある。
これもまだ諸説あるような事件を紹介するときに、ある説を提唱する学者のコメントをさも「これが事実である」かのように紹介する番組もある。

テレビの影響力は大きく、その番組を観た人はそれが事実として認識してしまう可能性が高い。

新型コロナウィルスについての報道もそうだが、テレビの影響で社会全体が右往左往している。
まだ未知のウィルスのためわからないことが多いのは確かで、後日誤りであったことがわかるということは仕方が無い。
ただ何の根拠も無い話をさも事実であるかのように報道して、煽っているようにしか見えない番組が多かった。

テレビに携わる人には、影響力の強さを認識して節度ある番組作りをしてもらいたい。


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