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大坂なおみ選手の会見拒否について思うこと。 [スポーツ]

女子テニスの大坂なおみ選手が全仏オープンにおいて記者会見を拒否し、大会側から罰金を科されたこと。そして大会を棄権したことについていろいろな意見がある。

なかには思い上がっているとか否定的な意見もあった。
しかし私自身はそうは思わない。
彼女の病気はいろんな要因があるのだろうが、その一つがマスコミによる記者会見があるのは間違いないと思う。記者会見で質問する記者達は無遠慮でときに差別的でもあり、彼女が病んでしまうのもやむを得ない。
昨今ネット上での誹謗中傷が大きな社会問題となっているが、マスコミによる記者会見も同じ事だと思う。
テニスにルールがあるように、会見にも選手を守るルールがあってしかるべきだと思う。

私見だが、彼女は大会のルールである記者会見への出席を拒否した以上、制裁を科されるのは覚悟の上だったと思うし、それをしなければ自分が壊れてしまうと判断し、制裁を科されても自分を守ったのだと思う。

これを精神的な弱さだと指摘するような批判もあったが、これは差別的だったり貶めるようなを言動をするメディア側の問題だと思う。有名人は差別的な言動をされても甘んじて受け入れいるべきだとは思わない。

こういった点は大会側、テニス協会側が選手を守ってしかるべきだと思う。
幸い4大大会側は今後の改善を目指すとの声明を発表した。

テニスに限らず、昔から選手に対する非常識なまでの批判は後を絶たない。
バスケットボールのマイケル・ジョーダンも執拗なメディアに辟易していたし、野球の野茂やイチローもメディアに対する不信を表していた。

人気商売であることも事実だし、当然選手にもメディア対応は重要だが、いわれのない誹謗中傷や差別的な言動に対しては、主催者や協会が選手を守るという断固とした処置を執る必要があるのではないだろうか?

そして報道や言論の自由を盾にするマスコミは、自分たちの取材姿勢を見直して欲しいと思う。
自由というのは何をしても責任を取らなくていいということではない。何をしても自分で責任を取ることが自由の前提である。



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