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ゲームの難易度の低下が子供の思考能力を下げていないか? [社会]

ゲームが好きなので、子供の頃から今に至ってもゲームをしている。

最近思うのはゲームの難易度の低下である。

ものすごく親切に作ってあって楽に楽しめる。

ロールプレイングでもシミュレーションでも至れり尽くせりだ。

たとえばロールプレイングゲームでダンジョンなどに入るとする。

昔のゲームは方眼紙を用意して自分でマップを作っていた。

今は自分が歩いたところは全てオートマッピングされる。

さらにはインターネット上には攻略サイトが有り、いろんな情報が常に更新されている。
ゲーム内である宝を探そうとすると、あらゆる所を歩き回り、あらゆる人物に話しかけ、いろいろなヒントを元に探したりしたものだが、今は攻略サイトをすぐにわかってしまう。
さらには動画サイトにはゲーム実況動画が多数アップロードされており、実際にゲームを動かしている画面が見られる。
本当に至れり尽くせりで、ゲームのストーリーを早く観たいという人にはこんな便利なものは無いだろう。

ただゲームの謎解きを楽しんだり、いろいろ試行錯誤しながらキャラを強くしていくということを楽しむには意図的に情報を遮断しなければならなくなった。
もの凄く楽なのは確かだが味気なく思うこともある。

ゲームの環境の変化も理由の一つかもしれない。
昔のゲームはソフトを購入する必要があるが、1度購入すればずっと遊べる。
だから時間をかけてコツコツとキャラを強くしていくという楽しみがあった。

今のゲームはプレイそのものは無料で出来る物が多い。ただお金をかけてガチャを回すとより強い武器やアイテム、キャラクターなどを入手出来る。
そうして強化すればゲーム開始当初からいきなり強敵と戦えたりする。
無料でも時間をかければ強くすることは可能だが、昔のゲームと比べると強くするには途方もない時間がかかる。

こうしたことでゲームをプレイするのに頭を使うことが減っているように感じる。

同じ様なことは小説でも起きている。
ライトノベルでは異世界転生ものが大流行しているが、多くの主人公がチート能力を持っている。
最初から強力な能力や知識を使って、大活躍という話が定番だ。
確かに最初から爽快感があって楽しいというのはわかる。
ただ猫も杓子も異世界転生、チートとなるとちょっと異常に感じる。

最近ではゲームなどでちょっと難しいクエストなどを入れるとクレームが来るという話も聞いた。
強くなるための工夫や、いろいろな情報を集めての謎解きなどは敬遠されているようだ。
とにかく楽に楽しもうという風潮が強くなった気がする。

たかがゲームと思うかもしれないが、こうして育った子供達が成長して、会社に入ると工夫や情報収集などを重視せずに、とにかく教えてもらわないと何も出来ない社員になりそうだ。
そして実際にそうした新入社員もいる。
彼らの子供時代などは知らないので、原因がどこにあるかは知らないが、年々そうした社員が増えているように感じる。

ゲームが原因だとする証拠があるわけではないし、逆にそうした人が増えた結果ゲームを簡単にしたのかもしれない。
因果関係は全くないのかもしれない。

どちらにしろもうちょっと歯ごたえのあるゲームを作ってくれるところはないかしら…






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