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太陽フレアが文明を破壊させるかもしれない [科学]

昨日のブログで人類の滅亡原因について書いたのだが、滅亡にまで至らずとも文明に大きな影響をもたらしかねない天体現象が気になっている。

太陽フレアと呼ばれる現象がある。
太陽での爆発現象である。
記録に残る最大の太陽フレアは、1859年に観測された。
その際に発生したコロナ質量放出により、地球では大規模な磁気嵐により大規模なデリンジャー現象が発生している。
欧米では電報システムが停止したり、電源が遮断されているにもかかわらず送受信ができたシステムがあった。

1859年といえば日本では江戸時代末期だ。
当時の文明的には磁気嵐の影響はほとんどなかったと思われる。

だが1989年に起きた太陽フレアによる磁気嵐では、カナダで大規模な停電を引き起こしている。
いうまでもなく現代文明に電気は必須だ。
北海道での大規模な停電は社会に混乱をもたらしたのは記憶に新しい。
復旧することに多大な労力と時間がかかることもわかったはずだ。

また磁気嵐は停電だけではなく、通信網にも多大な被害をもたらす。
人工衛星の故障や、通信網の障害などは実際に起きている。

そして現在、社会の電気や通信網への依存度はさらに高まっている。
もちろん磁気嵐への対策は進められている。
しかし大規模なフレアが起きれば防ぎきれる可能性は低い。
2008年に全米科学アカデミーの報告では、1859年と同規模のフレアが起きたとすると、電気、通信網に多大な被害を生じ、社会に大混乱をもたらし、文明は19世紀初頭に戻ると指摘されている。

実際に世界中の電気が止まったらと思うと、ほとんど何も出来なくなるだろう。
生産も流通も電気が関わっていない物は限りなくゼロに近い。
仕事がなくなるどころか、食料もまともに手に入らなくなるだろう。
文明が19世紀に戻るどころか、かなりの国が崩壊するんじゃないだろうか…


さらに天文学者は太陽以外の恒星で発生している超巨大なフレア(スーパーフレア)が太陽でも発生する可能性を指摘している。
本当にそんなスーパーフレアが太陽で起きたら、人類が滅亡してもおかしくない…





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