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全仏オープンで警備に苦言を呈したロジャー・フェデラーが危惧するモニカ・セレシュ事件の悲劇とは? 動画追加 [テニス]

先日全仏オープンの1回戦で第2シードのロジャー・フェデラーが試合後に勝手にコートに侵入してきた観客に写真撮影をねだられるという事件があり、コートに入られたこと、入られた後の警備員の対応の遅さにフェデラーが苦言を呈した。

今回は写真撮影が目的で被害はなかったが、その心配の根底にあるのは、1993年に起きたモニカ・セレシュの事件だ。
当時のニュース


1993年4月30日ドイツのハンブルクで行われたシチズン・カップの準々決勝でマグダレナ・マレーバとのまさに対戦中に暴漢に背中を刺された。
この暴漢は当時モニカ・セレシュに女王の座を奪われたシュテフィ・グラフ(ドイツ)の熱烈なファンで、セレシュに怪我をさせればグラフが再び女王の座に返り咲けると考えて犯行に及んだ。
セレシュは怪我と怪我によるPTSDのため2年間試合から離れることになる。
復帰後も変わらない強さを見せたが、全盛期の2年間は計り知れないくらい大きい。
そして復帰した後も事件のあったドイツ国内での試合は出場拒否した。

競技中の凶行に当時テニス界だけでなく、全スポーツ界に衝撃が及んだ。
当然警備について見直しが行われたわけだが、最近のテニス界ではフェデラーの話にもあったようにファンがコートに入り込むことが散見される。
当時の記憶が薄れ警備に対する意識が甘くなってきているのではないだろうか?

選手が安心してプレーに集中できるようにするのは大会関係者の義務だ。
至急警備体制の見直し、関係者の意識改革などが急務だ。

そしてテニス界だけでなく、全てのスポーツ界で警備のあり方を見直すべきだろう。








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