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副操縦士が故意に墜落させたドイツのLCCジャーマンウィングス飛行機事故。日本でも過去同様の日本航空350便墜落事故があった。 [社会]

2015年3月24日、ドイツの格安航空会社ジャーマンウィングスの航空機がスペインのバルセロナからドイツのデュッセルドルフに向けて飛行中、フランスのアルプ=ド=オート=プロヴァンス県に墜落した事故。

当初期待の不具合やパイロットの意識喪失などの原因が考えられたが、ボイスレコーダーの解析により、副操縦士が故意に墜落させた自殺である可能性が高いとされた。

この事件は世界中の航空会社を戦慄させた。

これを期に操縦室で1人だけになることがないよう運用が見直されている。

前代未聞の飛行機事故だと思われていたが、同様の事案が日本にも発生していたことがわかった。

1982年2月9日日本航空350便が羽田空港沖に墜落した。

福岡空港から羽田に向かっていた350便は着陸直前高度200フィートまでは順調に飛行していたが、突然機長が自動操縦装置を切り、操縦桿を前に倒し、機首を下げながらエンジンの推力を絞る操作と、エンジン4基のうち2基の逆噴射装置を作動させる操作を行い、機体は前のめりになって降下。
異常に気づいた航法機関士と副操縦士が対応するも間に合わず墜落。
乗客・乗員24名が死亡、149名が重軽傷を負った。

山本善明 『日本航空事故処理担当』より
この機長は事故の6年前から幻覚を見るようになり、精神分裂病、鬱病と診断され、聖マリアンナ病院、日本航空の常勤内科医、非常勤精神科医の診察・治療を受けたが治らず、事故の直前には「ソ連が日本を破壊させるために、二派に日本を分断し、血なまぐさい戦闘をさせているんだ」という妄想を強く持っていたようだ。
事故機の乗務中には「敵に捕まって残忍な方法で殺されるよりも、自分から先に死んだほうがマシだ」という妄想を抱くに至り、しばらく恐怖に震えた後に現実に戻る、という精神状態にあった[8]。羽田への着陸に向け、高度200フィートに至り副操縦士が「ミニマム」とコールアウトした。本来は「ランディング」(着陸する)または「ゴー・アラウンド」(復行する)と答えるべきだが、機長は「チェック」というのみだった。そして、350便が200フィート以下に降下した後、突然「イネ、イネ、……」という言葉が機長の頭全体に響き渡った。機長はとっさに「死ね、死ね、……」との命令と理解し、手動操作に切り替え、操縦桿を押し込み、エンジンを逆噴射させた。
引用終わり。

機長は業務上過失致死罪により逮捕となったが、精神鑑定により妄想性精神分裂病と診断され、心神喪失の状態にあったとして検察により不起訴処分となった。
以前からこういう症状のあった航空会社の責任は大きい。
さらにパイロットの異常行動により墜落させた疑いのある事故は他にもある。
シルクエアー185便事故
エジプト航空990便墜落事故
LAMモザンビーク航空470便墜落事故
これだけの前例があってなおジャーマンウィングスの事故は起きてしまったのか?

小手先の対策だけでなく、根本的な対応策はないものだろうか?








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