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箱根山噴火警戒長期化による観光客減は風評被害か?気象庁の定める危険範囲は絶対ではない。 [社会]

噴火警戒レベルが3に引き上げられた箱根山。

大涌谷付近の設備で温泉を造成して旅館やホテルに温泉を供給しているが、毎日のメンテナンスが必須だが、噴火警戒レベル2の時点で設備は立ち入り規制のエリア内だった。
しかし町は一時的な立ち入りを認めてこれまで温泉を維持してきた。
今回のレベル引き上げにより、一時的な立ち入りも認めなくなったため、温泉は使えなくなっている。
このため湯の止まった旅館などでは宿泊予約のキャンセルが相次いでいる。
これは仕方のないことで風評被害ではない。

そして自家源泉の旅館などでは当然温泉も使えるので、問題なく宿泊できる。
しかしこうした旅館でも「源泉に問題がないのか」といった問い合わせが相次いでいるという。
箱根町全体に影響が出ていると誤解されていると旅館関係者は嘆く。
これは確かに風評被害と言える。
箱根町は気象庁などに働きかけ、町全体が影響を受けているわけではないとアピールしてきた。

しかし噴火活動が活発化していることは紛れもない事実であるということを少々軽く見ているような気がする。
気象庁の発表する噴火警戒レベルとそのレベルによる立ち入り規制を守れば安全が確保されるというものではないということは去年の御嶽山の噴火で一般の人にも知れ渡っているはずだ。
起きたばかりの口之永良部島の噴火にしたところで、噴火が起きた後に警戒レベルが引き上げられ、全島民が避難することになった。
これらを考えれば、箱根町への観光を取りやめる人が出るのも仕方ないだろう。
これでキャンセルをするのは風評被害ではない。
わざわざ活動が活発化している箱根山に行くのはやめようと考えるのは自然なことだ。

箱根町で観光に関わる仕事をしている人たちにとってはまさに死活問題であるのはわかるが、必要以上に安全アピールをするのは無責任というものだろう…

実際に噴火して被害が出たとしても町や観光業者が責任を取ってくれるわけではない。
訪れる人は相応のリスクがあることを承知の上で訪れるべきだし、そのためにはしっかりと状況を自分自身で調べておく必要がある。

活火山が危険な存在であることを忘れてはならない。








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