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明治日本の産業革命遺産の世界遺産登録へ。世界遺産は観光客を増やすためのものではない [社会]

「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」についてユネスコの諮問機関「イコモス」が登録を勧告して盛り上がっているが、いろいろ気になることがある。

まず登録施設の立地が離れすぎている。
岩手から鹿児島まで8県とか遠すぎるし多すぎる。
無理矢理関連づけたようにしか感じない。
それに明治日本の産業革命遺産なら先に世界遺産として登録されている富岡製糸場も一緒じゃないかと思う。

また観光客誘致のために世界遺産を目指している人たちが多すぎるのも気になる。
ユネスコの理念は遺産の保護にある。
登録により有名になりその結果観光客が増えているのは事実だが、保全を忘れているようでは本末転倒だ。
実際今回イコモスからも観光客に常時開放している旧グラバー亭の保全について懸念が示されている。
保全のために公開を期間限定にするべき等と意見が出たが、長崎観光の目玉の一つのために多客時のみ制限する方向でまとめるらしい。ユネスコの理念を無視した考えに呆れるばかりだ。
長崎市は、保全したいのではなく、観光客を増やしたいがための誘致だということは明らかだ。
推薦をする文部科学省も含め意識を変えなければならない。

一度登録されて後から抹消されるような恥ずかしい事態にならないことを祈る。







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