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近年の大雨被害について思うこと [科学]

近年、大雨による水害が多発している。台風による大雨もあれば、ゲリラ豪雨による大雨もあり、いずれも過去の災害よりも規模が大きくなっているように思う。

政府や自治体もいろいろな対策を行っているが、後手後手に回っている感は否めない。まあこれにかんしては行政を責めてもしょうがない部分もある。
気象の変化が大きく、研究が追いついていない部分があるからだ。

スーパーコンピュータの活用など、過去に比べれば研究環境は整っているはずだが、環境の変化が大きすぎて研究がついていけていない。
スーパー堤防なども順次計画されてい入るが、完成前に被害が出てしまうことがこれから出てくるだろう。
完成したころには更に気象環境が変化しているかもしれない。
これに関しては行政側が出来ることは、さらなる研究環境の整備を補助するくらいしかできないのかもしれない。

ただ行政が出来ることで足りていない部分もあるのも確かだ。
避難計画や災害ハザードマップなどはかなりの自治体で整備されてきている。ただそれを市民に周知徹底出来ているかというと、出来ていないと言わざるをえないと思う。まあ地域毎に差はあると思うが。

またハザードマップがどこまで信頼出来るのかという疑念もある。
個人的な話だが、自治体が発表している水害ハザードマップを見ると、自宅と指定避難所は同じ1~2mの浸水が予想されている範囲に入っている。どこかで途切れているわけではなく繋がった範囲に入る。
だが国土地理院の地図で標高を調べると自宅は指定避難所よりも5m高くなっている。また指定避難所は旧河道であり現在も使われている用水路に面していて道路の冠水も多い。対して自宅は旧河道とは離れている。道路の冠水は一度も無い。
この状態で同じ1~2mの浸水範囲に入るものだろうか?
洪水の恐れのある一級河川からの距離は僅かながら自宅の方が近いからなのだろうか?
もしかしたらそこまでの精度はないのかもしれない。
そもそも5mも低い土地にある指定避難所に避難するべきなのかどうか…
ちなみに第2候補の避難所は一級河川の土手に面している…

地元で起きた過去の洪水は2kmほど下流で起きているが、気象環境の変化を考えるとどこで土手が決壊してもおかしくはない。
水害ハザードマップ以上の被害が起きる可能性もある。

人知を越えた災害に備えるには自分自身が備えておかないといけないのだろう…






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