auの新プランの大不評。プランの内容よりも経営陣の鈍さに驚く。

auが新プラン、5Gスマートフォン向け新料金プラン「データMAX 5G with Amazonプライム」を発表した。

ネット上では、先日ドコモが発表した新プラン「ahamo」と比較して、期待外れとの反応がほとんどだった。
さらにツイッターでは、「au解約」がトレンド入りするなど、評価は散々だ。

これについてちょっとauが可哀相になった。

まず今回発表した新プラン「データMAX 5G with Amazonプライム」はドコモの新プラン「ahamo」に対抗したプランではない。auのプランは様々なサービスがついた高価格帯のサービスであり、ドコモのプランは低下価格帯のサービスだ。なのでこの二つを単純に値段を比較して「期待外れ」とするのは筋違いだ。

ただドコモが先に「ahamo」を発表し、世間に大きなインパクトを与えた直後ということで、単純にドコモと比較されてしまった。
auが先に発表していたらこれほどの不評にはならなかっただろう。

これはauの広報戦略の大失敗と言えるだろう。
少しタイミングを遅らせるだけで大分マシになっていたのではないだろうか？

ただ新プランの発表ではKDDIの東海林崇副社長が「月額3760円から提供する」と価格アピールをしたものの、この価格は各種の割引を併用した結果であり、この割引がなくなると「月9350円」となってしまうという、従来のような複雑でわかりにくい料金体系を引きずっており、総務大臣の要請や
顧客の期待を裏切っていることは確かだ。ドコモの発表がなかったとしても不評だったのは間違いないが。

auのこの新プランに関わった人達は世間の声に疎いのではないだろうか？
まあ携帯各社はずっと殿様商売みたいなものだったから、情報収集しようとしていなかったのかもしれない。
だとしてもライバルであるドコモの新プランに対する世間の反響をみて何も思うことがなかったのなら、経営者として相当鈍いのではないだろうか？
新プラン云々よりもそのへんが心配である。

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