東京オリンピックは本当に開催出来るのか？

先日、来年夏に延期された東京五輪・パラリンピックの開催に、延期に伴う費用や新型コロナウィルスの感染対策費として約3000億円が必要となる見込みだと報道された。

国立競技場の建設費用の見積もりとかも杜撰でいい加減だったので、今回の見積もりにも疑問はあるのだが、それよりもそもそも東京オリンピックは開催出来るのかという疑問がある。

国内の新型コロナウィルスの感染拡大が深刻な状況を迎えているが、世界各国では日本よりもかなり酷い状態になっている。

既に世界での新型コロナウィルスの死者は150万人を超えた。
中南米で45万人、ヨーロッパで43万人、北米で28万人…
イタリアでは一日の死者数が、今まで最多だった3月の時を超えた。
イギリスの死者は6万人越え。
アメリカでは一日の死者が2700人以上出ている。
3月の第一波を越えてきている。

日本での感染拡大が問題になっているとはいえ、これらの国々と比べれば非常に少ないと言える。
だからかもしれないが、深刻さが医療関係者からくらいしか感じられない。
政府もGoToキャンペーンの見直しやら注意喚起などをしているが、一方では入国規制緩和などどっちつかずの対応をしているように見える。
国内だけみていると開催出来るかもしれないと思ってしまうかもしれない。

だがオリンピックは世界中の国々から人々が日本にやってくるということを軽視していないだろうか？
これだけ被害が甚大となっている国々が、感染の終息を迎えられるのか？　一時的に終息させることができたとしてもまた第4波も起きるかもしれない。

日本という比較的感染が少ない国でさえ、完全に押さえ込むことは出来ていない。
日本だけ終息させることが出来たとしても、参加出来る国がどれだけあるのだろうか？

オリンピックの関係者や、政府、東京都庁の人達には、これらが終息する未来が見えているのだろうか？

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