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大阪都構想賛成も反対も不信感によるもの。橋下徹も現在の大阪市も重く受け止めるべき [政治]

大阪都構想の賛否を問う住民投票が行われ、反対が勝利した。

しかし賛成、反対、無投票がほぼ同数だったということを勝者も敗者も重く受け止めるべきだろう。

反対派の意見は今の行政が大きく変わることによる不安から来るものが大きい。
橋本氏が大阪都構想のメリットを説明していたが根拠に乏しい話が大きく、実現した場合のデメリットについての説明が少なすぎた。
そして橋本劇場と揶揄されるパフォーマンス重視の姿勢に大阪の将来を委ねるのに不安があったのだろう。
無駄をなくすと言いながら、一度辞職して選挙したりといった橋本氏の言動に不信を持つ人も多いだろう。

賛成派の意見は現状の行政に対する不満に由来する。
橋本氏の主張に対して、「都にしなくても改革は実行できる」と言っていたが、出来るのになぜ今までその改革をしてこなかったのか?ということにつきる。
改革出来ることであってもするつもりがないのが現状の行政とういこと。
それをなんとか変えたいという思いが賛成につながったのだろう。

そして投票しなかった人たち。
興味がない、事情で投票に行けなかった、賛否の判断がつかない、どっちでも変わらない、などいろいろ理由はあるだろうが、賛成反対派ともに彼らを動かす説得力がなかったといえる。
票数をみればわかるように、無投票の人をもう少し動かすことができれば結果は逆だったはずだ。
ただ一番大きな要因は大阪都構想が非常にわかりにくい上に、両者の主張がともに相手を批判することに集中して、内容の説明が乏しかったことが大きいのではないだろうか?
反対派にしても、じゃあ実際にどんな改革をするのか、いつするのかという現実的な意見は少なかった。
結局無投票の人たちの根底にあるのは行政や政治に対する深刻な不信感だ。

今回大阪都構想は否定されたわけだが、大阪市は大阪都にしなくても改革は出来るということばをぜひ見せて欲しい。
決して現状の行政を肯定するものではないということを行政が認識できているのか怪しいところだが…








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