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群馬大学病院腹腔鏡手術執刀医須納瀬豊氏は退職済み。「過失があった」との報告書に対し「納得いかない」 [社会]

群馬大学病院で腹腔鏡手術を受けた患者8人が亡くなっていた問題で、病院は執刀医の須納瀬豊氏が3月いっぱいで退職していたことを明らかにした。

そして病院側が発表した調査報告書で、患者への説明が不十分との指摘に、「時間を掛けて説明した」と反論、前例で過失があったとの指摘にも「納得いかない」との上申書を提出しているという。

どうもこの執刀医には反省している様子がないようだ。

退職金は支払ってはいないようだが、彼は別の病院に勤めることも出来るし、開業することも出来る。

このような無責任な医師を野放しにするとは病院側そして医師会も無責任だと言わざるを得ない。


そして病院の調査報告書にも大きな問題があった。

外部委員による報告書を医院に無断で病院側が「過失があった」と後から付け足していたらしい。

その他外部委員の出席は初回だけとか、執刀医らの聴取内容は外部委員に知らされていないなど、調査大勢に大きな問題があることも明らかになった。

こうした態度からは病院側が、執刀医1人に責任を押しつけようとしているとしか思えない。

執刀医に最大の責任があるのは間違いないが、それを野放しにしてきた病院側の責任も甚大であることは明らか。

批判が殺到し追加調査をすることになったわけだが、病院側に主導権がある調査では真相解明できるとはとても思えない。

第3者が調査の主導権を握った上で、追加調査ではなく1から再調査するべきだろう。

そしてこうした事態を招いた原因の一つに学会のあり方があるのは間違いないだろう。

手術について発表するときはすべての事案に対して、手術結果だけでなく、術後の経過も確認できるようにするべきだ。

そして群馬大学病院は第1外科と第2外科で争っており、それが技術もないのに高難度手術をすることに繋がったことは明らか。

群馬大学病院がそうした体制を改めるのは当然として、全大学病院でそうした体制が出来ていないかを総点検した上で、早急に改めさせるべきだろう。

さらに監督責任は厚生労働省にもある。

事件後に肝臓手術における成功率などが明らかになってきたが、もともと把握していなければならない情報だったはず。

病院に性善説など期待できないのは明らか。

厚生労働省はより厳しく監督していく必要がある。







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