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ウィラーバス、TDL帰りの事故。11日連続勤務も「法的に問題ない」安全意識欠如の会社。規制強化の限界露呈。自己責任で選べる社会を! [社会]

14日に東名阪自動車道で発生したバスとトラックの接触事故。
ウィラーエクスプレス関東の委託で運行していた「ロウズ観光」は「夜勤の前に8時間以上の休憩を取っており、法的に問題はない」と説明している。

だが運転手は11に間連続で勤務していたようだ。
普通に考えて11日も連続で勤務していたら疲れは溜まる。
10日連続勤務した後に8時間以上の休憩を取ったからと言って疲れが抜けるとは思えない。

これらの対応を見ても彼らにとって大事なのは法律の範囲内でいかに利益を上げるかを考えているのだろう。
そこに乗客の安全や運転手の体調などは2の次だという意識がうかがえる。
普通に考えれば11日連続勤務させようとは思わないだろう。
2012年に発生した関越自動車道での居眠り運転によるバス事故で規制が強化されたわけだが、結局のところ規制の隙間をつく形でこうした運行が続けられているのがバス業界の実態なのだろう。
これではいくら規制を強化しても、このバス会社のように「法的には問題ない」と規制を責任逃れに使われるだけだろう。
もちろんこうしたバス会社だけではないのだろうが、乗客はそのバス会社がどんな会社なのかはほとんどわからずに、ほぼ値段だけで選んでいるのが実情だろう。

もともとは規制を緩和したことで多くの業者が参入して料金が安くなったりルートが増えた。
そしてその反面安全意識の低い業者も参入してしまったことで、また規制強化に逆戻り。

はっきりいって国の規制に限界が来ているのではないだろうか?
結局の所消費者側の自己責任を求めていくべきだと思う。

規制はバス会社の運行状況、運転手の勤務状況などをきっちりと公開させる方向にして、消費者が自己責任で選ぶのがいいのではないだろうか?
予約するときにその便の運転手の事故歴や勤務日程を閲覧できるようにするとかして、安いバスに乗るのか高いバスに乗るのか、それとも列車や飛行機を選ぶのか選べるようにするのが一番だと思う。

今回のバスに乗った人にアンケートを採ってほしい。
11日連続勤務の運転手でも予約したのか?
実際安ければ乗るという人はいるだろう。
ただ安くてもそれは勘弁という人もいるだろう。

それを予約の段階で選べるようにするべき。
今の世の中まったく事故のない交通機関というものは存在しない。
安全神話のあった新幹線でさえ乗客の焼身自殺なんて想像も出来ない事件で犠牲者が出ている。

全ての事故をなくすことはいくら規制を強化しても出来ることではない。
情報の開示を徹底させて、自己責任で選ぶ時代が来ているのではないだろうか…





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安田純平氏シリアで行方不明。過激派に拘束された可能性。政府は安保法案への影響を恐れて情報隠蔽した?外相会見動画 [政治]

フリージャーナリストの安田純平氏が取材でシリアを訪れ音信不通になっている。
安田氏のツイッターは6月20日の更新を最後に更新が途絶えている。


岸田外務大臣の記者会見(4:40から安田氏行方不明に関する質問)

外務省公式動画より

岸田外務大臣は「少なくとも今現在邦人が拘束されたという情報には接してはおりません。平素から様々な情報収集に努めてはおりますが,今申し上げたような情報には接してはおりません。」
としている。

この記者会見は7月10日に行われている。
質問しているのはフジテレビの記者。
であるのにニュースなどでは報道されていない。
もっと報道されていておかしくなと思うのだが…

この時点で外務省が何も知らなかったとしても、この質問を受けたからには拘束の可能性は認識したはずだ。
当然少なくとも情報収集は開始していると思うのだが、その後連絡が取れたとの情報はない。

政府は安全保障関連法案を15日に衆議院で採決の持ち込む構えだ。
国民から反発の声が高まり、マスコミ各社の世論調査で内閣不支持率が内閣支持率を超えてきている。
そんな中ジャーナリスト行方不明の報道がされると、当然そちらが優先されてしまうので情報を隠しているのではないかとの疑いがぬぐえない。

以前湯川遥菜氏と後藤健二氏が殺害された事件では拉致から殺害に至るまで、政府はほとんど何も出来ずに終わっている。

前回の二の舞にだけはしてはならない。
まずは安田氏の安否確認に全力を尽くすべきなのだが、政府からはそのような緊張感は感じられない。
今何が優先されるべきなのか、政府が認識しているはずだと思いたい。
その上で人命より、法案成立が優先と考えているのなら処置無しだが…







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