中谷防衛大臣「憲法を法案に適用させる」いつから法案が憲法より上位に来るようになったのか?「憲政史上最悪」の暴言 [政治]
5日の衆議院平和安全特別委員会で中谷防衛大臣が「「現在の憲法をいかにこの法案に適用させていけば良いのかという議論を踏まえて、閣議決定をおこなった」という発言に憲法軽視も甚だしいと批判が集まっている。
民主党の辻本氏が前日の憲法審査会で自民党推薦の学者を含め、招かれた3人の憲法学者全員が「違憲」との見解を示したことを指摘し、「政府は一回、本法案を撤回された方が良い」としたのに対して、中谷大臣は「政府としては国民の命と平和な暮らしを守っていくために、憲法上、安全保障法制はどうあるべきかは、非常に国の安全にとっては重要なことだ。こういった観点で与党で議論をして、現在の憲法をいかにこの法案に適用させていけば良いのかという議論を踏まえて、閣議決定をおこなった」と答えたもの。
衆議院のビデオライブラリ
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=44974&media_type=fp
辻元清美(民主党・無所属クラブ)
34:37 辻本氏の法案撤回要請
34:53 中谷防衛大臣の答弁
35:36 「憲法をいかにこの法案に適用させていけば良いのか」
これに対して共産党の志位委員長がツイッターで
とつぶやいたり、各方面から批判の声が強くなっている。
日本国憲法第98条1項 「この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。」
中谷防衛大臣はこれを知らないのだろうか?
安倍首相をはじめ政府がやろうとしているのは、
こういう法律を作りたい。
でも今の憲法では許されない。
なら閣議で法律に会うように憲法の解釈を変えればいい。
こういうことなのだが正気なのだろうか?
安倍首相を擁護する声には中国や北朝鮮の脅威を上げて、現実的な対応が必要という人が多い。
それはもちろん必要だ。
だがそれは憲法改正すればいいだけの話だ。
問題にしているのは勝手に1内閣が勝手に法律に合わせるために憲法解釈を変更しようとしていることだ。
どうしても必要ならば正面から憲法に向き合い、改正の発議をすればいい。
何も憲法は絶対変えてはいけないものではない。
安保法が必要かどうかの議論と憲法解釈の是非はまったく別の問題だ。
いっしょくたにして憲法解釈変更への批判を有耶無耶にしようとしているように見える。
なぜ安倍首相はそこまで憲法解釈の変更にこだわるのか?
ことあるごとに「国民の理解を得るため、丁寧に説明をしたい」と発言してる安倍首相だが、理解を得られていないし、そもそも丁寧に説明したこともない。
言行不一致も甚だしい。
民主党の辻本氏が前日の憲法審査会で自民党推薦の学者を含め、招かれた3人の憲法学者全員が「違憲」との見解を示したことを指摘し、「政府は一回、本法案を撤回された方が良い」としたのに対して、中谷大臣は「政府としては国民の命と平和な暮らしを守っていくために、憲法上、安全保障法制はどうあるべきかは、非常に国の安全にとっては重要なことだ。こういった観点で与党で議論をして、現在の憲法をいかにこの法案に適用させていけば良いのかという議論を踏まえて、閣議決定をおこなった」と答えたもの。
衆議院のビデオライブラリ
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=44974&media_type=fp
辻元清美(民主党・無所属クラブ)
34:37 辻本氏の法案撤回要請
34:53 中谷防衛大臣の答弁
35:36 「憲法をいかにこの法案に適用させていけば良いのか」
これに対して共産党の志位委員長がツイッターで
5日、安保特での防衛大臣答弁(憲法学者から「違憲」と言われたことを受けて)。
「現在の憲法をいかにこの法案に適応させていけばいいのかという議論を踏まえまして閣議決定を行ったわけでございます」。
「憲法を法案に適応」だって? 憲法と法律のどちらが上位か。その分別すらない発言に驚く。
— 志位和夫 (@shiikazuo) 2015, 6月 7
とつぶやいたり、各方面から批判の声が強くなっている。
日本国憲法第98条1項 「この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。」
中谷防衛大臣はこれを知らないのだろうか?
安倍首相をはじめ政府がやろうとしているのは、
こういう法律を作りたい。
でも今の憲法では許されない。
なら閣議で法律に会うように憲法の解釈を変えればいい。
こういうことなのだが正気なのだろうか?
安倍首相を擁護する声には中国や北朝鮮の脅威を上げて、現実的な対応が必要という人が多い。
それはもちろん必要だ。
だがそれは憲法改正すればいいだけの話だ。
問題にしているのは勝手に1内閣が勝手に法律に合わせるために憲法解釈を変更しようとしていることだ。
どうしても必要ならば正面から憲法に向き合い、改正の発議をすればいい。
何も憲法は絶対変えてはいけないものではない。
安保法が必要かどうかの議論と憲法解釈の是非はまったく別の問題だ。
いっしょくたにして憲法解釈変更への批判を有耶無耶にしようとしているように見える。
なぜ安倍首相はそこまで憲法解釈の変更にこだわるのか?
ことあるごとに「国民の理解を得るため、丁寧に説明をしたい」と発言してる安倍首相だが、理解を得られていないし、そもそも丁寧に説明したこともない。
言行不一致も甚だしい。