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人種差別発言で炎上中のデンベレとグリーズマンの謝罪のまずさ [スポーツ]

先日ウスマン・デンベレとアントワーヌ・グリーズマンの動画が差別なのかどうかという記事を書いたが、その2人が初めて謝罪をした。

その2人の謝罪を見たが、正直なところ真摯な反省というものは感じられなかった。
炎上してしまい、とりあえず謝罪しておこうという感じだ。

デンベレは自身のInstagramのストーリーに謝罪の文章をアップした。
デンベレのInstagramアカウント https://www.instagram.com/o.dembele7/
謝罪の文章は24時間で消えてしまうが。
以下謝罪文賞の翻訳をCOURRiER Japonが引用
「それが撮られたのは日本だった。けれど、地球上のどこでも起こりえたし、私は同じ表現を使っただろう」
「私はどのコミュニティも標的にしたわけではない。友人とのあいだで、たまたまこうした表現を使っただけで、彼らの出身地は関係ない。この動画は公開され、映っている人たちを傷つけるかもしれない。心からお詫びしたい」以上COURRiER Japonから引用
とりあえずデンベレ本人が日本人差別を意図していることはなさそうだと思う。
ただ発言自体は映像に映っている人物を侮辱しているに等しい。そういった表現を友人との間とはいえ使っていることは、彼らの立場からすれば失態であることは間違いない。
そのあたりは理解出来ていなそうだ。

そしてアントワーヌ・グリーズマンは自身のツイッターで謝罪している。

先日の記事ではグリーズマンは巻き込まれた感があると書いて、ちょっと擁護しているようなことを書いたが、謝罪を見てよりがっかりしたのはグリーズマンの方だ。
この中でグリーズマンは「私はあらゆる差別に反対してきた。」としている。
正直なところあらゆる差別に反対してきた人としては、差別問題に関して無知と言わざるをえないだろう。
確かにグリーズマンに差別意図はないと思う。
だが差別問題はいつも言われた側がどう感じたのかが問題になる。
今回の動画の中ではグリーズマンは発言していないのだが、あらゆる差別に反対してきた人なら、即座にデンベレをたしなめるべきだった。
報道され炎上するまで差別ととられる発言だとわからなかったのか、わかっていて仲間内の発言だからと見逃したのかはわからない。
ただあらゆる差別に反対してきたという言葉が非常に薄っぺらく感じてしまう。

2人とも本人には明確な差別意図はなかったかもしれないが、無意識にアジア人を見下している部分はあったのではないか?
それこそが差別なのだが、2人とも理解出来ていないのではないか?
ぶっちゃけそういった無意識に見下すということは、日本人だって多かれ少なかれやっている。
ただ差別問題を意識していれば、それをしてはいけないとわかるものだが…
まして世界的に注目されているサッカー選手となれば当然配慮するべきだろう。
仲間内ということで油断したのかもしれないが、なんで動画なんか撮ったんだか…

差別問題への意識の低さ、著名人という自分たちの立場への理解の低さ。
いろいろな問題が浮き彫りになったと思う。
FIFAが差別問題に取り組んでいるのは評価出来るが、こういった意識や知識ももっと啓蒙していって欲しいと思う。

これを反面教師として、差別的言動をとらないように注意していこうと思う。







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