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「バクマン。」のキャラ設定の強さ [漫画]

先日の「バクマン。」舞台化のニュースを見て、久し振りに漫画「バクマン。」を読み返してみた。

漫画家や編集部のリアルに描いていることが話題に上がっていたし、自分も最初読んだときはそちらが一番興味を持った部分だった。

でも改めて読むとキャラクターの設定のうまさに感心させられた。

主人公はあまり強烈な個性を持っていない。絵が上手いことやとてつもない純愛を貫いていることくらいか…
おそらく読者が感情移入しやすくしているのではと思う。

それに比べて周りの人達の個性の強烈なこと!
主人公のライバル新妻エイジは漫画のことしか頭になく描く漫画は天才的、他社の書いた漫画を読むだけでエスパーのように作者の背景まで読み取ってしまう。

同じく天才型だが、漫画を読んだことのない平丸一也は初めて描いた漫画がいきなり受賞、連載となる。欲望に忠実だったりネガティブだったり、常にサボろうとする不真面目タイプ。

背景を描かせたら誰にも負けない中井巧朗。画力は誰もが認めるほどだが、オリジナルのストーリーやキャラ作りが苦手で、アシスタントの先輩として登場する。作画担当として連載を勝ち取るが女性慣れしておらずほれっぽいことからトラブルを引き起こしてしまう。

凡人と天才。
真面目と不真面目。
純情一直線と身近な女性に惚れまくり。
主人公との対比によって、強烈な個性を持たない主人公を際立たせている。
他にも主人公の相方だったり、担当編集だったりも、周りの人達との対比によって際立たせている。

強烈な個性を持った主人公は多いが、周りの人達との対比によって際立ってくる主人公というのも面白いと思った。

もともと好きな漫画だったけど、久し振りに読むと違った視点で見れて面白い。
舞台ではどのように各キャラが演じられるのかが楽しみだ。





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タグ:バクマン。
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