SSブログ

2回目の緊急事態宣言。必要な危機感が薄れ、必要ない危機感が強くなっている。 [社会]

新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、2回目の緊急事態宣言が発令された。

前回の緊急事態宣言の時は、市民の間でも危機感が強く感じられ、外出する人がかなり減った。
しかし今回は外出する人がほとんど減っていない状況だ。

マスコミの報道だけでなく、自分自身がスーパーに買い物に行ったときにも実感している。
前回の緊急事態宣言の時は、買い物に来ている客の数も少なかったし、来ている客も1人で来ている客がほとんどだった。
しかし今回は数も多いし、家族総出で買い物に来ている客も非常に多くなっている。
なかには知り合いと偶然顔を合わせ、そこで長話を始める人も多い。
通路をふさいで立ち話をしているのはコロナ関係なく迷惑な行為だが、この緊急事態宣言下で堂々とやっている姿を見ると本当に危機感が無いんだなと強く感じる。

一方で危機感が無駄に強くなっている場面もある。
飲食によってコロナが感染するというのは正しくもあるが、正しくもない。
複数人で会食すると、感染する可能性が高くなるのであって、1人で無言で食べている分には感染する可能性は低い。
政府が飲食店に営業時間短縮を求めたせいなのか、飲食そのものが危険と考える人が非常に多いのが気になる。
20時前であっても複数人での会食は控えた方がいいが、本来20時以降であっても1人であれば危険は少ないはずなのだが…
政府の情報発信の不足なのではないかと思う。
もっとも首相は始め、多くの国会議員が進んで会食していた状況を思うと、情報発信出来ていたとしても信用されなかったろうが…

医療従事者の発信する危機感と政府の発信する危機感にずれが大きいうちは、感染拡大はおさまらないと思う。
一時的に低くなることはあっても、この危機感の共有が出来ないうちは何度でも再発する。

ワクチンへの期待も高まっているが、いまだに新型コロナについてのはっきりわかっていることは少ない。
例えば、後遺症が数ヶ月経っても治まらない人がいるなど、いまだにコロナの全貌はつかめていない。
その状態でワクチンに過剰に期待するのは危ういのではないかと思う。

情報が錯綜していて何に警戒するべきかよくわかっていない国民が非常に多い状態だ。
何しろ国会議員すらよくわかっていなさそうなのだから…

警戒するべき事を正確に伝えれば、感染を防止しながら経済を回すことは可能だと思う。
専門家のさらなる研究、検証、そして正確な情報発信が絶対に必要なのだが、なんとも頼りない政府だ…








スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。