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逗子ストーカー殺人、情報漏洩に賠償金110万円の判決。賠償金は安すぎるのか?行政の怠慢に厳罰を求める声 [社会]

住所漏えい、市に賠償命令=逗子ストーカー殺人―横浜地裁支部

2012年に逗子市で起きたストーカー殺人事件で、加害者側に住所を漏らした逗子市に対して、被害者の夫が1000万円の賠償を求めていた裁判で横浜地裁は110万円の支払いを命じた。

この賠償金額について、安すぎるというコメントが多かった。
確かに人1人の命を奪われたことを考えると安すぎるという感想を抱くのはわかる。

ただ賠償金を考えるにあたり問題となるのは、逗子市の過失についてだけだ。
逗子市の過失は情報の漏洩だけである。
確かにその情報の漏洩が殺人につながったのは確かだが、逗子市の職員が殺人につながることをわかっていて情報を漏洩したことを証明、殺人幇助などの罪に問わない限りは、情報漏洩の過失に対してしか賠償金は請求出来ない。

情報漏洩の過失に対する賠償金の判例はくわしくないので知らないが、裁判で調べた上での判決だと思う。
それを考えると決して安いとは言えないと思う。

ただ行政のこうした情報漏洩事案は後を絶たない上に、その情報漏洩が殺人や重大事件につながることも多い現状を考えると、公務員の意識の低さ、何度繰り返されても対策を講じてこない行政側の怠慢は度しがたいものがある。
いまだに個人情報保護法を軽く見ている公務員の多さは呆れるばかりだ。
こうした対策を取っていかない限り厳罰を求める声は大きくなるばかりであることは、しっかり肝に銘じるべきだろう。




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