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いじめ解決の実話に見る学校の悪質さ。東芝の不適切会計やJR西日本福知山線脱線事故に通じるものがある。 [社会]

中学男女24人『集団LINEいじめ』解決に立ち向かった父の奮闘実話

この記事を読んで頂きたい。

子供がいじめに遭っていたある親のいじめ解決に向けた奮闘が記されている。

学校の対応の悪質さがひどい
学年集会で
「佐伯茉奈さんの机やノートに落書きをした人は誰ですか? 手を挙げなさい!」
これで答える生徒がいるだろうか?
学校からの報告は「犯人は、わかりませんでした」。

これは調査をしたのではなく、学校が調査をしたという実績を作りたかっただけで解決しようという意志はない。
調査をしていじめはなかったと結論づけて終わらせたかったのだろう。
当然いじめはなくならない。
学校としてはいじめが続こうとも、いじめを認めるわけにはいかないのだろう。
このあたりに現代の学校教育の闇を感じる。

こうした学校がここの学校だけ出ないのは、先日の岩手での中学2年男子の自殺の件でも明らかだ。
つまり文部科学省をトップとしたこの国の教育の構造そのものの問題なのだろう。
文部科学省はいじめについて調査するように通達などを出している。
それを各地の教育委員会から学校へ指示が出ているのだろうが、いじめはないという結果を出さないといけないという空気になっているのではないだろうか?

いじめとは直接関係の無い事件だが2005年に起きた福知山線の脱線事故と似ているところがある。
事故を起こした運転手はJR西日本のミスを許さないという空気にプレッシャーを感じて、ダイヤの乱れを起こさないためにスピードを出しすぎたのが原因と考えられている。

他にも警察が検挙件数の水増しをしていたこともあった。上からのノルマ達成の強い指示によって改ざんしてしまったようだ。

最近では東芝が不適切な会計を指摘されたが、背景には社長が各事業部門に対して過剰な業績改善を「チャレンジ」などと称して要求。目標を達成しない場合は、事業からの撤退も示唆されるなど、厳しいプレッシャーをかけられていた。各事業部門は見かけ上の利益を「チャレンジ」の水準に近づけるように追い込まれていたようだ。

文部科学省や教育委員会は学校側にそうした圧力を感じさせるような空気を作っているのではないだろうか?
学校側は「いじめはない」と報告するために、実際に起きているいじめには目をつぶっているのではないだろうか?
おそらくいじめのある学校の校長などは評価が下がるとか、出世に影響があるのではないだろうか?
学校側にも多大な責任があるのは確かだが、文部科学省や教育委員会の責任も非常に大きいものがあると思う。

「遺憾だ」の一言で済まされるものではない。


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