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ギリシャ危機チプラス首相は国民を裏切るか、EUを裏切るか、それとも両方裏切るか? [国際]

ギリシャは6月30日が返済期限だったIMFへの借金を返済できなかった。
この時点ではデフォルトではなく返済遅延の状態としている。

この状況の中チプラス首相は国民投票によってEUが支援の条件として突きつけてきた否決させようとしている。
しかし一方ではEUの支援条件を条件付きながら受け入れるとした書簡を送ったらしい。
相変わらずペテン師のような動きをする首相だ。

はっきりいって条件付きで受け入れるとしても選挙時に示した公約は破られる。
そしてEUの支援を断ったとしたら、今まで受けてきた支援の条件を裏切ることになる。
つまりどちらをとっても裏切り者なわけだ。
それとも政権を投げ出して全てを裏切るのかもしれない。

そもそもの発端はギリシャ政府による放漫財政と粉飾決算だ。
その粉飾決算をしていた政権が倒れた後の新政権は財政再建のための計画を打ち出すが、それが荒唐無稽で脳天気そのもののいい加減な計画だったことが、信用を落としギリシャ危機の引き金を引いたと言える。
それをEUの支援を受けることでなんとかしのいできた。
支援の条件として緊縮財政を受け入れることで…

そして経済が苦境に陥る中、国民の不満に目をつけてあおり立てたのがチプラス氏だ。
緊縮財政をやめてさらなる支援をもらって経済成長もさせると国民に耳障りのいいことを吹き込んで選挙に勝った訳だが、そんな都合のいい話をEUが受け入れるはずもない。
追い込まれたチプラス氏は脅迫じみた交渉や、ドイツに対しナチス時代の賠償を求めるなどマフィアのような交渉を始めるが、当然相手にされない。
そこで今度は責任を国民に押しつけるかのように国民投票を企てる。

今後支援を受けるのか、ユーロを離脱するのかわからないが、どの道をとってもチプラス氏の信用だけでなく、ギリシャという国の信頼まで地に落としてしまっている。







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